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ここでは、クリフム出生前診断クリニックに監修のもと、NIPT検査を受けるのに適切な時期や検査結果が出るまでの期間、リスクや注意点についてまとめています。
NIPTは、妊娠から10週目以降~妊娠後期までの方が幅広く受けられますが、施設により週数制限を設けているところも多くみられます。ママの血液を採取するだけなので、母体への負担はほぼありません。検査前に行う遺伝カウンセリングと同じ日に採血するクリニックもあれば、後日あらためて通院が必要な場合もあるため、確認が必要です。検査スケジュールは病院の方針によって異なります。
NIPTは妊娠10週以降であればいつでも検査を受けられますが、早く検査を受けて結果を知って落ち着きたい方ほど、妊娠初期の段階での検査を希望します。妊娠中期以降の検査でも遅いわけではありませんが、日々お腹が大きくなっていくママにとって、早めの検査がより安心でしょう。
検査から1~2週間程度で結果がわかります。「陽性」が出た場合には、実際にはトリソミーでないことも考えられるため、羊水検査や絨毛検査といった確定的検査を行います。
日本では、出産予定日の年齢が高齢(一般に35歳以上)のママのみがNIPTを受けられるという制限があります。これには、ダウン症の発生率が大きく関係しています。35歳を境にダウン症の子どもが産まれる確率が高くなるため、設けられている制限です。20歳の女性がダウン症を妊娠している確率は1/1000なのに対し、35歳になると1/280~300と上昇します。
35歳未満の場合にはトリソミーのリスクがある方などの条件があります。
NIPTは精度の高い検査ですが、確定的な検査ではありません。たとえ「陽性」が出ても、可能性というだけで、必ずしも染色体異常が認められたわけではないため、検査結果を確定している内容として信じることは避けましょう。NIPTで陽性が出た場合、検査結果を確定させるために羊水検査(羊水から胎児の細胞をチェックする検査)や絨毛検査(絨毛を採取する検査)を受ける必要があります。
NIPT自体が絨毛由来のDNAの検査であるため、胎盤モザイクなどを考慮し羊水検査をするのが一般的ですが、胎児ドックをしてハイリスクである場合には絨毛検査も選択肢の一つとなります。
NIPTで染色体異常による先天性疾患の可能性を調べられるのは、基本的に「ダウン症」「18トリソミー」「13トリソミー」の3つのみです。その他の疾患や障害の可能性はわからないので、別の検査を受ける必要があります。
分娩・不妊治療・婦人科治療は扱わず、胎児診断を専門とする施設として2006年に開院。絨毛検査13,414件・羊水検査2,098件と、専門施設として実績豊富(2009年~2019年累計)。大学病院から紹介があるほど医療関係者から信頼が厚く、全国から妊婦さんが集まります。
所在地:大阪府大阪市天王寺区上本町7-1-24松下ビル3F/問い合わせ:06-6775-8111
※開院年度・実績については同院HP参照