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出生前診断について賛成だという方たちの意見をまとめました。子どもを育てていくのにはたくさんのお金や時間がかかりますよね。障がいのある子が産まれたら、普通の子以上にお金も時間もかかるのは事実です。賛成する方たちの中にはそのような意見も多いようです。
人はそれぞれ立場や考え方が異なります。出生前診断を受けることには賛成だという方たちの意見にはどんなものがあるのでしょうか。
一児の母です。息子(現在1歳)の妊娠中、主治医から「高齢出産になるから一応、伝えるね」と言われたNIPTを受けました。
診断を受けたことは後悔していませんが、もっと早く出生前診断の金銭面・身体面での負担や倫理的な部分での覚悟のようなものができてから受診すれば、受診までや結果を待っている間の不安感も多少は軽減できた気がします。
引用元:NHKハートネット(https://www.nhk.or.jp/heart-net/new-voice/19/)
トリプルマーカーの結果が出て異常なし。悪かったら羊水検査うけただろうし、色々考えて受けた検査だけど、やっぱりホッとした。無認可の出生前診断も考えたけど今回はトリプルマーカーのみ。もうすでに胎動がある子に対して色々思うことはあるけど、選択肢の一つとしてあっていいと私は思う。
— 来夏 (@Raika_8118) 2019年9月11日
出生前診断。
— ガールズマム (@mom_ofgirls) September 23, 2021
賛成です!
というか、下の子の時はしました、nipt。
認可は予約取ず、無認可で。
そして、結果は陽性だった。
その結果からどうするか…夫婦で決めればいい。
正解は沢山ある。
夫婦が出した答えが正解。
niptの費用はとにかく高額。
助成が欲しいなーなんて思ってたな。
妻もやや高齢で、利用したかったが、費用が高かったので諦めた。
引用元:m3.com(https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/370110/)
出生前診断に保険が適用されて利用者負担を下げるべき。
引用元:m3.com(https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/370110/)
出生前診断は保険が適用されません。そのためかなり高額になります。出生前診断自体には賛成だけれど、高くて受けられなかったという意見もあります。日々、普通に生活していくだけでお金がかかります。出生前診断まで手がまわらないという方も多いのではないでしょうか。もう少しお値段が安くなれば受ける方も増えるのかもしれません。
二児の母です。二人を出産する際にその都度トリプルマーカー検査をしました。ダウン症の確率は低かったので安心して出産をむかえました。確率が高かったら中絶するつもりでした。なぜなら、私には重い障害を持った妹がいます。近い将来両親が亡くなったら私が面倒を見ようと思っています。妹と自分の子供の両方の障害者を抱えることは私には出来ません。生活も裕福ではない家庭では社会のサポートが十分ではない現在、本当に綺麗ごとではないのです。実際お金がかかるのです。大変なんです。当事者にしか分からないことは本当に多いのです。賛否両論あってそのままでいいと思います。答えは出ないと思います。
引用元:NHKハートネット(https://www.nhk.or.jp/heart-net/new-voice/bbs/45/3.html)
出生前診断には賛成。
— やっちゃん⑨愚痴系雑多垢 (@higher_21) 2019年8月1日
障害を理由に断念しちゃダメなの?
苦しんででも育てなきゃダメなの?
苦しませても生きててもらわなきゃ、ダメなの?
親と子、2人分の人生なんだから綺麗事じゃ済まない。
最終的に決断するのは本人であるべき。
「生命倫理」の御高説で、他人が奪っていい権利じゃない。
個人的に出生前診断はもちろんあっていいと思う 心の準備しかり子を育てるのは親で親の死後に生きていくのはその子自身だから 他人が口を挟む話でもなくまとめて考える事でもなく個々のケースごとに考えるべき事柄だから正解がないように見える
— 日向 (@JwdatPu4fn9kKI5) April 10, 2021
だからといって中絶を手放しに賛成はできないのよ……
出生前診断に賛成な方たちの中で一番多い意見が、この障がいがある子を持つことは綺麗ごとではないというものでした。各ご家庭ごとに事情があり、お金は時間などさまざまな理由で障がいのある子を育てることが困難な場合もあります。
もちろん、どのパパ・ママも出生前診断で障がいが分かったからといって簡単に産まない選択をするわけではありません。大いに悩んで、当然産む決断をする人たちもいます。でも産まれてしまったらずっと責任を持って育てなければいけません。綺麗ごとだけではないことはよく理解できますね。
(前略)主人と相談した結果、陽性でも妊娠を継続することを決め、羊水検査を受けました。私は、早くに障害があると分かれば、産まれた後にどうすればよいか? どこに頼ればよいか?など、準備ができる。受けなければ、産まれるまでの期間を不安なままで過ごす。と考え、受けました。結果は陰性でしたが、私は受けて良かったです。(後略)
引用元:ウィメンズパーク(https://women.benesse.ne.jp/forum/zboca040?CONTENTS_ID=011N0103&MESSAGE_ID=306743&SEARCH=no)
(前略)どんなことがあろうと産むつもりでしたが、心の準備や何かあった時の環境を整えるためにも、できる限りのことは事前に知っておきたいと思ったのです。(後略)
引用元:CHANTO Web(https://chanto.jp.net/childbirth/%E7%94%A3%E5%89%8D%E3%83%BB%E7%94%A3%E5%BE%8C/49545/)
ちなみに、私が出生前診断を受けたのは38初産という高齢出産に加え、昨年流産してることと、仕事ですべての障害や病気の子供と関わっているから。綺麗事だけでなく、家族の大変さも知ってるし、もし障害を子供が持っていたら心や身体の準備をしておきたかったからです。
— onchan (@onchan2021) September 27, 2021
どんな結果であったとしても産むと決めて、出生前診断を受けたママたちの声です。今回ご紹介したママたちのもとに届いた結果は「陰性」でしたが、検査を受ける前に、結果を受けた後のイメージをしっかりされて臨んでいます。
ママとパパで話し合い、もし陽性という結果を受けたとしても出産を選択すること。これから産まれてくる赤ちゃんがダウン症といった染色体異常を持っていても、焦らずに環境を整えて心の準備をしています。
検査を受ける時は、ママとパパ2人で検査内容を理解したうえで話し合えると良いですね。
(前略)同じ血液検査で費用の安い「クアトロテスト」と迷ったのですが、受けたことのあるママ友から「NIPTは検査精度が高いから、陰性だったら安心して妊娠生活を送れるよ」と教えてもらったのが決め手でした。(後略)
引用元:CHANTO Web (https://chanto.jp.net/childbirth/%E7%94%A3%E5%89%8D%E3%83%BB%E7%94%A3%E5%BE%8C/49545/)
最後って決めてるからこそ、出生前診断受ける。お金かける。心構えする。
— うらこ@初マタ10wつわり中 (@urakoJr) September 24, 2021
高齢だった事もあり、息子の出産にはかなり迷いがあって出生前診断も受けたし、産むと決めてからもずっと迷いと不安が消えなかったんだけど、検査について来た娘に病院の先生から「弟が産まれるよ」と伝えて貰った時に、娘が「やったー!」と飛び上がって喜び、決意が固まった。娘が背中を押してくれた
— タコス子 (@tacosko) August 27, 2021
「赤ちゃんが染色体異常を持って産まれてきたら…」と、不安を抱えながら妊娠初期から中期を過ごすより、そういった不安を払しょくして健やかな生活を送りたいと考えるママは少なくないでしょう。そのために「検査を受ける」と選択することは間違いではありません。
ただ、出生前診断を受けた後のことも考えておく必要があります。検査結果を受けて、どんな道を選ぶのか。ママとパパの2人で赤ちゃんと向き合い、歩んでいく未来のために決めてください。
「出生前診断の是非を問う議論とは別に、検査によって救われる命がある、という事実があります。それならば、検査が悪いと言うのではなく、どうしたら正しい形で検査ができるのかを考えるという方向に行くべきではありませんか?」
イギリスでは、出生前診断は情報の提供、受けるかどうかの意思決定と希望した人への検査の実施、病気があった場合の相談窓口など一連のサービスが国の母子保健行政の一環として、もしくはそれと連携して行われている。
引用元:東洋経済オンライン(https://toyokeizai.net/articles/-/280800?page=2)
イギリスでは、出生前診断は情報の提供や受けるかどうかの意思決定と希望した人への検査の実施、病気があった場合の相談窓口など一連のサービスが国の母子保健行政の一環として行なわれているという記事です。
イギリスだけでなく諸外国では出生前診断がごく当たり前で、制度が整っています。日本では中絶に繋がる出生前診断はあまり良くないという世間のイメージがありますよね。ですが、記事の中にもあるとおり検査によって救われる命があるのも事実です。日本でも早く制度が整って後ろめたさを感じずに検査を受けられるようになるとよいですね。
出生前診断に賛成している方たちの中から、実際に受けたママや受けたいけれど費用が高すぎる、障がいのある子を育てるのは綺麗ごとではないなど、様々な意見を取り上げました。出生前診断を考えているパパ・ママの中には、受けることは命の選択をしているようで赤ちゃんに対して申し訳ないのでは…と不安になる方もいることでしょう。
出生前診断を受けることで後ろめたく思う必要はありません。出生前診断は赤ちゃんと真剣に向き合っているという証拠なのです。実際に受けた人のインタビューをぜひご覧ください。
実際に出生前診断を受けたママたちの意見です。受けた方たちの中には、実際に障害が見つかったケースと見つからなかったケースががあります。妊娠期間は長いもの。高齢出産、親族にダウン症の子がいるなど、少しでも不安に思うことがあれば受けた方がよいかもしれません。おふたりとも受けたことに後悔はしていないようですね。