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ここでは、クリフム出生前診断クリニックの医師に監修のもと、胎児ドックの中でも妊娠後期に行われる後期胎児ドックについて説明しています。中期胎児ドックとの違いや検査項目など詳しく調べてみました。
胎児の出生前診断は、妊娠週数によって受けられる検査が限られています。そんな中でも胎児ドックは、初期・中期・後期など妊娠期間中に数回に分けて受けることができ、しかも流産のリスクがないのが魅力。
胎児ドックの中で最も遅く受けられる後期胎児ドックは、妊娠29~30週に実施しているというクリニックが多いようです。クリニックによっては妊婦健診とともに行っているところもあります。
後期胎児ドックでは、中期で検査した項目を再度チェックします。そのうえで、妊娠中期にはまだ未発達だった胎児の大脳皮質を調べ、発育状態を観察し、体に病気がないかどうかを検査します。ただし設備の関係で、「胎児脳ドック」など、そのクリニックによって観察できる項目に差も見られます。気になるときには事前に問い合わせるなど確認しておくと良いでしょう。
中期で胎児ドックを受けていれば、後期になってから新たに先天性の異常が見つかることは少ないと言われています。しかし、お母さんの子宮も、その中にいる赤ちゃんも、妊娠期間によって体も環境も変化していきます。妊娠中期にわからなかったことが後期にわかってくることもあるのです。また、子宮にいるときに何らかの障害が起こらないとは限りません。大脳皮質の発育の観察とともに、赤ちゃんの全身チェックをさらに細部に渡って行います。
検査内容がほぼ同じであることが、中期から後期胎児ドックにとって実は大切な意味を持ちます。中期に検査した内容よりも後期に調べたときのほうが胎児が成長しているかどうか、順調に大きくなっていることを確認しなくてはならないからです。また、胎児の体が成長した分、臓器のサイズも大きく育っていることで、より細かな部分まで調べられるようになります。
クリフム出生前診断クリニックでは、中期胎児ドックの時点ではまだ発達していなかった赤ちゃんの大脳皮質について、後期胎児ドックでより詳しく観察します。丁寧にチェックすることで、一般の妊婦健診では見つかりにくい脳の異常も診断することができます。
クリフム出生前診断クリニックは、これを立ち上げた夫律子院長の名前が配されています。胎児脳の診断を得意とするなど国際的にも高評価を受けている夫律子医師が、それだけ心血を注いでいるクリニックなのです。そんな夫医師は「胎児ドック」の生みの親としても医学界から広く知られている女性医師。日本で初めてイギリスの胎児医学財団「FMF」のNT診断資格を取得し、クリニックの院長を務めるだけでなく現在もなおすべての妊婦さんの超音波診断や絨毛検査・羊水検査を自ら行っています。
分娩・不妊治療・婦人科治療は扱わず、胎児診断を専門とする施設として2006年に開院。絨毛検査13,414件・羊水検査2,098件と、専門施設として実績豊富(2009年~2019年累計)。大学病院から紹介があるほど医療関係者から信頼が厚く、全国から妊婦さんが集まります。
所在地:大阪府大阪市天王寺区上本町7-1-24松下ビル3F/問い合わせ:06-6775-8111
※開院年度・実績については同院HP参照
妊娠後期では赤ちゃんも1,500グラム前後とかなり大きくなってきますので、中期ドック(200~300グラム)の時よりかなり詳細に赤ちゃんの臓器の確認ができます。また、妊娠中に発症する病気や、妊娠中に進行する病気もあります。赤ちゃんに疾患があることを事前にわかっていれば、専門医のいる病院での出産に切り替えたり、出産後すぐに適切な対応ができ、お母さんやお父さんの準備や心構えの時間も持てるようになります。
夫 律子(ぷぅ りつこ)
クリフム出生前診断クリニック 院長(日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医/日本超音波医学会認定超音波専門医/日本人類遺伝学会・日本遺伝カウンセリング学会認定 臨床遺伝専門医ほか)
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