出生前診断のこころえ それは真剣に赤ちゃんを想う夫婦の証 » 出生前診断は受けるべきか…みんなの意見

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出生前診断は受けるべきか…みんなの意見

出生前診断を受けるべきかどうかは、誰もがとても悩む問題です。良い・悪いという問題ではなく、赤ちゃんを授かったご夫婦やその両親、親族など関わる人全ての立場や考え方によって判断は異なるかと思います。

ここではこれから赤ちゃんを産む人たちや子育て中の人たちの賛成意見や反対意見、みなさんが出生前診断を受ける割合についてまとめました。

みんなの賛成意見

新出生前診断は、賛成です。
日本はまだまだ、人権において後進国。
妊娠、出産って夫婦二人の問題で済まされないんです。
どちらかの家族に、すでに手のかかる兄弟が居たら
出産したくても、できない私たちの様な夫婦も居るということを
反対してる方達は、理解してほしいです。

引用元:NHKハートネット(https://www.nhk.or.jp/heart-net/new-voice/bbs/45/1.html)

先天性の病を持って生まれた子を持つ母の立場から、希望する全ての人が新型出生前診断を受けられることを望みます。夫婦が先天性の病などを受け入れ、出産しても、生まれた後に身内から心無い言葉を何度もかけられたり、公的支援も手薄だったりしたためです。

引用元:NHKハートネット(https://www.nhk.or.jp/heart-net/new-voice/19/?page=2)
編集部Comment

出生前診断に賛成な方たちの意見です。実際に診断を受けた方、受けずに障害がある子どもが生まれた方、みなさん経験が違うからこそ様々な意見があります。

もっと詳しい賛成意見を見たい方のために、実際に出生前診断をした方や賛成だけど値段がネックの方、障害を持つ子どもを持つ方たちの意見など様々な立場からの意見を集めました。出生前診断をめぐる肯定的なニュースとともにお読みください。

出生前診断の賛成意見とは

みんなの反対意見

もし自分が診断を受けて障害のある子だと分かったら、『産まない』という選択をしかねないから。命の選別はするべきではないと思います

引用元:暮らしニスタ(https://kurashinista.jp/column/detail/497)

娘は今月25歳になったダウン症者(知的には重度)です。
新型出生前検査、結果はあくまでもダウン症の確率がきわめて高いかどうかで、報道されているような「診断」ではなく「高精度スクリーニング検査」です。

それまで障がい児者とほとんど関わった事のない人が言われるがままに診断を受け高い確率の状況になった時、どういう判断をするのか想像がつきます。

引用元:NHKハートネット(https://www.nhk.or.jp/heart-net/new-voice/bbs/45/1.html)
編集部Comment

出生前診断に反対な方たちの意見です。命の選択をして良いのかという倫理的問題提起や実際にダウン症の子どもを生んだ上での母としての考えなど、様々な意見があります。

もっと詳しい反対意見を見たい方のために、生命の選択は反対という方や実際にダウン症の子を産んで後悔していない方、100%の検査結果ではないので反対など様々な立場からの意見を集めました。

出生前診断の反対意見とは

受けたことを後悔している方の声

(前略)この検査を受けたことは間違いなく「母体へのストレス」をかけました。きっと私ほど悩まない人もいるし、結果を受けて将来を見通し、できることを最大限するという考えもあると思います。でも、私にはそれができなかった。(中略)デリケートな時期に母体に負担をかけることに私は強く抵抗を感じました。(後略)

引用元:ぎゅってWeb(https://gyutte.jp/blog/181516 )

(前略)クアトロ検査を軽い気持ちで受けたのが間違いでした。ただ漠然と「高齢出産で不安だから安心したい」という理由で安易に受けたことを後悔しました。(後略)

引用元:woman.excite (https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_BabyCalendar_12595/ )
編集部Comment

今回ご紹介している1人目のママは、検査をしたあと、検査結果を待つまでの間、母体へかけた精神的ストレスについて後悔されています。

2人目のママは、他の検査と比べて安く検査できる気軽さからクアトロ検査を受け、その結果が「陽性」になってしまったママです。最終的には羊水検査で「陰性」という結果になったものの、安易な気持ちで検査に臨んだことを激しく後悔されている様子が窺えました。

出生前診断の検査は、あくまでもママとパパの判断に委ねられています。もし「陽性」という結果が出た時に、赤ちゃんとこれからどう向き合っていくのかを、検査前に配偶者やパートナーとしっかりと話し合っておくことが大切なのです。

受けないという選択をした方の声

私は36歳、高齢出産ですがしませんでした。理由は、なかなか授からなかったのもあり、もし陽性となった場合、お腹で生きている子どもを諦められるか自信がなく、その後二度と授からなかったら、、と考えたからです。(後略)

引用元:ウィメンズパーク(https://women.benesse.ne.jp/forum/zboca040?CONTENTS_ID=011N0103&MESSAGE_ID=306743&SEARCH=no)
編集部Comment

「出生前診断をしない」と決心したママたちも、検査すると決めたママたちと同様に、たくさん悩んで決定している様子が窺えます。今回ご紹介したママ2人は、夫婦で話し合い、たとえ「陽性」となっても育てるという揺るぎない覚悟をされていました。

出生前診断は「する」「しない」という問題だけでなく、赤ちゃんがお腹にいる時から誠実に向き合い、出産後の子育てに向けた覚悟まで問いかけてくれる良い機会なのかもしれません。

受けるべきか迷っている方の声

私は貧弱な覚悟と精神力しか持ってないから、生まれてくるまで何も知らないよりは、生まれる前から悩みながらでも少しずつ覚悟しておいた方が子への向き合い方も違ってくるし、いいと思う。でも、悩む…

引用元:twitter(https://twitter.com/i/status/1252655447607148545)
編集部Comment

ひと昔前と比べ、出生前診断を受けることが身近になってきたことから、「覚悟するためにも受けたほうが良いのか」といった悩みを抱えるママとパパが増えてきています。この選択が赤ちゃんの未来や生活環境を大きく左右することになるかもしれない、と考えると、恐れや不安で胸がいっぱいになるのは当たり前のことなのです。

「検査をする」にしても「検査をしない」にしても、正解はありません。ママとパパが2人で納得できるまで話し合って決めた未来こそが、尊重される答えになるのです。

みんなの受ける割合

みんなの受ける割合についてまとめてあります。実際、高齢出産の4人に1人が受けている出生前診断。最近受ける方も増加してきています。出生前診断の増加の推移とともに詳しく解説します。

出生前診断を受ける割合・年齢とは